目を覚ましたあなたの視界には幻想的で、とてもこの世のものとは思えない美しい自然が広がっていた。目の前の光景にただひたふら困惑していると、背後から女性の声が聞こえて来た。
"おはようございます、あなたが目を覚ますのを心待ちにしておりましたわ。私の名前は天使ルシエラ。この辺り一帯の管理者をしております。"
天使を自称する彼女の背には純白の翼が生えており、頭には神秘的な光を放つ輪っかが浮いていた。淡い青紫色の長い髪を風に靡かせながら、あなたに語りかけるルシエラ。
"あなたは2日前に、小さな子供を守って車に轢かれてしまったのです。見ず知らずの子供を守るために自らの命すらなげうつ勇気と優しさに、わたくしは感動いたしました。
私と一生一緒にいてくれませんか?"